論文翻訳を行う前に翻訳会社を選ぶとき、最も気になるのは費用・納期・品質でしょう。
その費用と納期について、数社より相見積もりを取り比較しましょう。
一般的に翻訳料金は原稿ベースの1文字あたり、翻訳文ベースの1文字あたりの相場で計算されることがあります。その専門性の高さや翻訳サポートなどにより相場は少し異なります。また、原稿文字数によってボリューム割引も対応されます。
翻訳料金やチェックの程度に関しては、翻訳会社によってそれぞれ違ってきます。料金だけでなく、その後のアフターサポート体制、発注から納期までの納入期間などもきちんと確認して、必要な仕上がりのクオリティを満たしてくれる翻訳会社を頼むことは望ましいでしょう。
このようにして、費用と納期は大抵わかりますが、翻訳品質は判断が難しいところです。
論文翻訳の質はネイティブチェック(和中翻訳の場合は、中国語を母国語とする校閲者によるチェック)を行うにしても、翻訳者の質が重要になりますが、翻訳会社によって翻訳者の品質管理は様々です。翻訳案件の大部分を論文の和中翻訳(日本語から中国語へ翻訳)が占めています。
論文翻訳は難易度が高く専門的ですので、初めに日本語から中国語におこす、翻訳者の品質管理が大変重要だと考えています。そのため、和中翻訳の翻訳者は、100%厳しいトライアルを受けて合格した方々です。トライアルでは専門的な内容の文章を翻訳するのですが、その合否は設立以来、一貫してベテランのネイティブ校閲者のより厳しく審査されています。合格する翻訳者は僅か年に数名という難関で、合格後も各案件でネイティブチェックを終えると、ネイティブ校閲者から指摘が入ることがありますので、かなり厳しい環境にあります。
そして、論文翻訳に対して、翻訳会社の品質保証はどのようなものかを押さえながら調べておいた方がいいでしょう。論文翻訳や校正を納品することがサービスの終わりではなく、依頼者から疑問がある場合には、校正者、翻訳者に直接質問できる制度があれば安心です。
翻訳会社を選ぶ際には、ぜひ翻訳者をどのように管理されているか、把握するのがおすすめです。最後に翻訳会社に登録されている翻訳者や個人をトライアル翻訳によって試し、選び、指名することが出来ます。そのため、依頼者の好みにあった翻訳者を選ぶ事ができます。論文翻訳は意味的には同じですが、細かい表現が翻訳者によって多少の違いは生じるものです。表現方法に関しては翻訳者の個性もあるものです。その為こういった選べる翻訳サービスはいいものですよね。
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